肩を特に酷使するスポーツといえば野球ですが、スポーツトレーニングとしては全体を動かすエクササイズだけではトレーニング不足です。肩甲骨周りのインナーマッスルは細いため、個別で鍛えるのは非常にデリケートになります。

筋肉は消耗品

スポーツにおいて筋肉は消耗品に過ぎず、過酷なプロレベルであれば超回復が間に合いません。
さらにインナーマッスルを姿勢保持のためだけではなく、アウターマッスルの補佐としても”動かす”ため、消耗の度合いが異なります。
シーズン中は特に消耗し、筋肉は一定して減り続けることになります。

野球におけるインナーマッスルの消耗

野球における投手の場合は特に、超回復が間に合いません。
2014年の話で言えば、メジャーへ行った田中将大投手がオーバーワークのために怪我をしました。
1登板で100球を目安とすると、中6日でなければ可能な限りのケアをしても回復能力が追いつくことが無いためです。
異例のことながらダルビッシュ有投手も記者会見でコメントし、メジャーも現在の登板過多を認めるべきだと発言していました。

野球の「肩甲骨周りのトレーニング」の歴史

ビリーの知っている限り日本野球界で最初に肩関節のインナーマッスルを注目したのが手塚一志氏でした。
手塚一志の肩(ショルダーズ)バイブル(1995年11月発刊)
一部のメジャーへ広めたのは桑田真澄投手と言われていますが、トレーニングの先進国であるアメリカがなぜ知らなかったのか分かりません。
野茂英雄投手はメジャーにいた頃も知っていた(?)はずなので、恐らく桑田真澄氏の入った球団が知らなかっただけでしょう。
前田健太投手の試合前のエクササイズは肩関節(肩甲骨周り)をほぐすエクササイズであり、投球練習などの前に行うことでほぐし、血流を良くしている様です。