一年に一度の体力測定で良い結果を残そうとした経験はありませんか。立位体前屈長座体前屈では硬い体を無理矢理曲げてみたその結果、腰が痛くなり残りの種目に響くとはよくある話。まずは軽く前屈をしてみましょう。

腰痛の原因はイメージのせい?

 多くの人は『前屈の際に曲がるのは腰』というイメージで体を曲げています。

しかし写真を見ても分かる通り背骨(脊柱)の可動域はそこまで広くないので、元から曲がる訳がないのです。

曲がらない腰を必要以上に曲げようとすれば痛くなるのは当然のこと。

では、前屈は本来どの様に行うべきなのでしょうか。

前屈は股関節で曲げる

 本来前屈は腰ではなく、脚と骨盤の間にある股関節部分で上半身を最低90度曲げます。
(骨盤の両側で出っ張っている部分(上前腸骨棘・じょうぜんちょうこつきょく)を脚につける様なイメージ)

正しい方法だと限界稼働域を超えない限り腰は痛くなるはずがないのですが、なぜ前屈を曲がらない腰で行っていたのでしょうか?

日本人は殿部(お尻)とハムストリングのストレッチを知らないため、その部位だけカッチコチな状態。
そのため股関節が曲がる意識がなく、いつの間にか前屈は腰で行うものと勘違いしていたのです。

股関節に本来の役割を持たせるには、腰回りのストレッチではなく殿部とハムストリングの柔軟性が必要なのです。

ストレッチで体質を改善

紹介するストレッチは多くはありませんが、まずは簡単なハムストリングと大殿筋のストレッチを行ってみましょう。

ハムストリングのストレッチ

大殿筋のストレッチ

腰を使うイメージを変える

腰を意識して使わない、ついでに曲がるイメージをもちましょう。

イメージを変えた所で、前屈を行ってみましょう。
メインで曲がるのは股関節なので、正しい前屈では殿部とハムストリングスが伸びることが実感できるはずです。
もし単純に筋肉がかたいために前屈ができないのなら、動画にあるストレッチで柔らかくしましょう。

腰痛の原因は一つじゃない

腰痛の原因は様々で、いまだに全てが解明されたわけではありません。
私が調べた限りでも、上記で上げた柔軟性の不足、ヘルニア、膵臓炎、内臓の癒着、ストレスの信号…と簡単に挙げられるほどです。
自分の腰痛の原因はこれだ!と決めつけるのではなく、考えられる原因を一つずつ対処していき、内科や整形外科の複数受診も重要になるでしょう。