人間の体には病気の時刻表があり、朝の7時から6時に起きた人の場合、突然死(脳梗塞、狭心症、心筋梗塞)が朝の6時から11時前後に集中しています。まだ温まっていな体を酷使することは、温まっていない車のエンジンを酷使することと同じだったのです。
朝のジョギングには注意!
体を動かす神経は運動神経と自律神経があり、運動神経は自分の意志で体を動かすことが出来ますが、自律神経は心臓を動かしたり、汗をかいたりと、意識とは無関係に体をコントロールしています。
自律神経には交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の二種類があり、起床時は交感神経、睡眠時には副交感神経が優位になり、交互に働くことで体のバランスを整えています。
目が覚めれば必ず交感神経が優位とは限らず、徐々に入れ替わるために朝の急な負担は大変危険です。
朝はまだ交感神経へ切り替わる時間であり、交感神経により心拍数・血圧が急上昇し始めるタイミングです。
そこに更に負担を加えると、心臓には甚大な負荷が掛かります。
- 起床後1時間は体はまだ睡眠状態、1時間は運動を避ける。
- ジョギングに最適な時間は、昼過ぎから夕方がベスト。
- ジョギングの前後はウォーミングアップやストレッチを行う。
- 運動前、中、後に水分を充分に摂る。
中高年のジョギングは一番危険
中高年の方は特に、血管が少し狭く詰まりやすい動脈硬化の状態です。
動脈硬化は運動習慣のあまりない方に多く、ジョギングは特に危険がつきまといます。
検診結果等を見て、焦って急に始めると一番危険な状態になります。
まずはウォーキングから
メタボ検診などの結果から皮下脂肪を消費するには、まずウォーキングが一番安全です。
ダイエットには朝の運動が有効という報告もありますが、ウォーキングやジョギング程度の話であって、それ以上の強度は危険が増すためにオススメしません。
スポーツ中の突然死の原因ランキング
1位ジョギング 2位ゴルフ
ゴルフで早いスタートの人たちは特に気を付けましょう。
ゴルフで気をつけること
- 早めに寝て睡眠時間を充分とる。
- スタートの4時間前に目覚める。
- 自宅で朝食をとる。
- 移動中に寝ると再び危険が増す原因になるため、移動中にはなるべく寝ない。