スポーツが好きなせいか、当然ながらTV中継をよく見る。

解説者によって変わるTVスポーツ中継

 随分前にサッカー中継の解説者で取り上げられた人がいた。勿論プロサッカー監督(?)経験者だ。
その理由が「見ている人が言いたいことを言ってくれる”絶叫系解説者”」だそうだ。
自分がおっさんになったせいか、うるさい時点でまず無理だし、そもそも解説になっていない。
「いいですよ!ん”~!!オフサイドじゃないだろっ!?おかしいでしょっ!今のなんでですかっ!?」
出来ればどこが解説なのか問い合わせた上で「それをお前が解説すんだよ」なんてツッコミを(左手を添えるだけかのように)そっと添えたい。
大抵の人は「その人よりは自分の方が余程サッカーわかっているだろう」という思いがこみ上げてくるに違いない。
優越感にひたれる系解説者でもあるのだろうか。

衣笠祥雄という野球解説者

 最近の野球解説者では衣笠祥雄氏が特に好きだ。
衣笠氏の話し方は非常におっとりとしているのだが、聞いていて疲れないし何よりも分かりやすい。
自分も一番得意なスポーツが野球なのだが、プロになれたわけではない。
勿論自分の思う野球観や「ここではこうしたい」なんてものもあるが、実際のプロにしかわからない感覚やシーン、ベンチワーク、人間関係を非常に分かりやすく解説してくれる。
分かりやすいと言うよりも丁寧と言った方が適切だろうか。
声を聞いているだけでも安心する。
失礼かもしれないが「小さい頃に近所にいる優しいおじさんの所へ遊びに行って、一緒に野球を見ながら解説してもらった」ような感覚に近い。
特に野球に詳しいおじさんが近所にいた事はないのだが…
 アナウンサーの実況が非常に盛り上がった時も衣笠氏が解説すると落ち着きが戻る。
とにかく一緒に見ながら横で解説してくれてる気がする事は間違いない。
野球をあまり知らない人こそ、ぜひとも見て欲しいと思う。
これこそ解説だとわかってもらえる気がする。
 一緒に見るという観点からすれば「絶叫系解説者」も考えようによっては素晴らしいのかもしれない。
もし仮に近所にいて一緒に代表戦でも見たら盛り上がれることは違いない。
きっと大学生ぐらいのノリなら頼もしく感じたのだろう。
結局自分の精神年齢がまだ小さい子ってだけなのだろうか…