日本睡眠学会は、サマータイム導入は睡眠不足に陥る可能性が高いのに加え、睡眠軽視傾向にある日本人では睡眠不足に拍車が掛かることに言及。

議論を通じて、国民全体で睡眠に対する関心が高まることに期待を寄せている。

サマータイムは病気の元

サマータイム導入による健康障害で一番多いのは、短期的なものだと睡眠不足とそれに伴う昼間の眠気。

無理な早起きはやめて十分に睡眠を取ること、早寝を推奨し目覚まし時計がなくても起床できる状態に持っていくことが望ましい。

もともと睡眠覚醒リズム障害のある人ではサマータイムによって症状が悪化したり、これを機に発症する可能性がある。

健康障害の背後に睡眠覚醒リズム障害がないかどうかを調べるのも重要なことだ。

「退社後の余暇が増える」は錯覚

サマータイムが問題なのは、睡眠不足をもたらす可能性があるから。

サマータイムで「退社後の余暇が増える」というのは錯覚だ。

1日は24時間しかない。

早く起きるなら早く寝ることが必要。

むしろ早く寝ることを心掛け、結果として早起きできるように持っていくのが理想的だ。

また、早寝早起きを続けるには、同時に体内時計を進める必要がある。

これには通常1週間ほどかかる。

体内時計が元のままだと、早寝早起きをしても時計と睡眠のミスマッチで身体に負担が掛かる。