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大会前から使用されていたサッカーボール(ジャブラニ)ではあったのだが、実は大会前ヨーロッパで試合をする選手からは真逆の声が聞こえていた。

奇妙な回転をするボール?

—アディダス社のコメント—
我々は小型ながら重量のあるボールを開発した。
“ジャブラニ”はインパクトの力が完ぺきに伝わるボールで、最大限に正確なボールを蹴ることができる」と説明している。
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実際に使用した選手たちの間では「空中で奇妙な回転を引き起こす」とも言われている。

この差はなんだろうか???

ビリー自身がジャブラニをお金がないので触ったことが無いために確信を持つことは出来ないが、1つずつ考察する。
頭が筋肉である選手でも勿論上記の発言は例えであって、変化しやすさを表現した言葉であり、「突然奇妙な回転を引き起こす」ことはありえない。
前編まではあれほど「変化しない」と言っていたが、高くない標高では思った以上に曲がるようだ。
アディダス社のコメントからジャブラニの特性は「インパクトの力が完ぺきに伝わるボール」だ。

考察してみる

旧来のボールは試合前に撒く水がボール表面につき、摩擦が落ちるのだろう。
ジャブラニは凹凸が付いたことでまいた水や雨にかかわらず、ボール表面とスパイクの摩擦へ及ぼす影響が少なくなった。
その結果、ボールへ今まで以上に回転が掛けやすくなったのだ。
まず凹凸があり減ったとはいえど、マグナス力の影響はある。
また摩擦が増え、空気抵抗が減ると速度は減速しにくく(初速を維持しやすく)なる。
勘の良い人はお気づきだろうが、速度が速いとカルマン渦が発生しやすくなるのだ。
速いボールであれば、カルマン渦のわずかな変化も大きく感じるだろう。
(当社比)

上記は後付けの理由でしか無い

流体の及ぼす影響はいつも不安定で、予測できるものではない。
これまでの現象も結局見たものを後から解説しただけである。
選手も試合中いつも数値で変化を確認するわけもないので、変化も感覚に頼ることになる。
全部こうだったのだろうと言う予測でしか無いのだ。
(PCの調子により続くかもしれません。)