「④太りやすい理由とは」でははっきりとした「太りやすさの理由」は書きませんでしたが、しかし実は「太るメカニズム」はある程度解明され、衝撃的な事実が判明し続けているのです。

 今回は少しばかり難しいその「太るメカニズム」について。

まずは2006年に発刊された参考書で分かることをマルコメではないビリーの脳みそ(自社ブランド)でも分かるように、簡単な言葉だけ抜粋して説明します。

「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」

 まず脂肪細胞には「白色脂肪細胞(組織)」と「褐色脂肪細胞(組織)」の二種類があり、白色脂肪細胞は体にエネルギーとして脂肪を溜め込む、一般的に体脂肪と呼ばれる組織です。

褐色脂肪細胞は活性化されることで白色脂肪細胞に働きかけ、脂肪や糖分を燃焼させる役割を担うため、褐色脂肪細胞の働きが良いほど脂肪が燃焼されます。

(※2012年の研究発表により更に詳細になります。

後述あり。

白色脂肪組織の増える時期

 白色脂肪組織が増える時期は①生まれる1ヶ月前、②生まれてからの1年間、③13~15歳の思春期と決まっています。

そのため、この時期に高脂肪・高エネルギーのものを過剰に摂取すると、白色脂肪細胞が非常に増えて肥満になりやすくなります。

つまり、脂肪を貯蓄する倉庫の数が増えたため、脂肪になる材料が来るとすぐに在庫を抱える体質になってしまうのです。

かつての日本の食生活では太り過ぎでも100kg程度と言われていたのですが、ジャンクフードなど食生活の変わった現代において白色脂肪細胞を多くもつ人は、際限なく太る危険性ができたのです。

 参考 → 日本人が一番やせるダイエット―肥満遺伝子が…

発熱する「褐色脂肪細胞(組織)」

 褐色脂肪細胞は肩甲骨の間と心臓の周囲に多く存在し、体温コントロールに活躍する褐色脂肪細胞は、新生児においては数%も存在するそうです。

褐色脂肪細胞はエクササイズなどから刺激を受けることで筋肉の何十倍もの熱を作り、脂肪を燃焼させると考えられていましたが、近年の研究により、褐色脂肪細胞が活発化するのは「生命の危機にさらされた時」と解明されました。

褐色脂肪細胞の本来の役割は、低体温状態における体温調節機能だったと2009年に発見されました。

2012年にはiPS細胞から褐色脂肪細胞の作成に成功したことが話題になりました。

しかし分かっていることは褐色脂肪細胞を増やし、活性化させることで期待できるのは糖尿病の治療だけのようです。

<出展;ビリーの記憶>
 肩甲骨の間を「生命の危機と思い込ませる刺激」として氷で低温状態にし、発熱状態を活発化させるという実験を昔「トリビアの泉」で見た記憶があります。

芸人がスキージャンプ台の下から背中で滑走していた映像でしたが…
(映像を発見した人はご一報を。


(続く)