順番で効果が変わる!?トレーニングメニューは相性を考えて作成する!
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トレーニングメニューを1週間単位で考え、加えたいトレーニング効果が打ち消し合わないように組み立てます。競技により順番も種類も異なりますが、量や強度を変えることで対応しましょう。

トレーニングメニュー・ルーティーンセットを作る

トレーニング要素それぞれには性質があり、同時に行うと効果が下がる、また並行した方が効果が上がるなどの相性や順番を考えてトレーニングメニューを作成します。
こちらのメニューではサッカーやバスケと言った、瞬発力や持久力を併せ持つ複合競技を想定しています。

トレーニングは順番で効果も変わる!

最も有名な相性の悪いトレーニングは瞬発力と持久力で、2つは相反する性質をもつために両性質は同時に備わりにくいのです。
マラソンなど長距離のトレーニングばかりをしていると短距離走の能力が落ちてしまうといえば分かりやすいでしょう。

体内の反応が変わると効果も変わる

持久力トレーニングを優先して行うと血中の糖が最初に分解されるため、糖が不足すると筋肉が分解されやすくなります。
血中の反応が変わるとホルモンの分泌量も変わるため、筋トレ(ストレングストレーニング)や瞬発力の競技練習(フィジカルトレーニング)は順番を先にしないと効果が出にくいのです。

筋トレを優先するとコーディネーションが崩れて競技レベルが落ちる!?

瞬発力を伸ばすためには筋トレにより最大筋力を伸ばす必要がありますが、優先しすぎると筋力バランスが崩れます。
これは筋トレ前後により筋力が変わったり、超回復までの間に筋力バランスが変わることでコーディネーション(簡単に言うと運動神経)が崩れるためです。
そのためかつては競技レベルの向上には筋トレが必要ないと言われていました。
例えば、疲労により筋力が落ちている状態では体が思うように動かない、これもコーディネーションが落ちた状態と言えるのではないでしょうか。

筋トレにより崩れる筋力バランスを整えるには、常に競技練習と並行する必要があります。
ピリオダイゼーションで筋肉量を増やして筋力を伸ばす時期も、最低限の競技練習は必要になるのです。
【参考】コーディネーショントレーニングとは