⑦筋トレも連動性がカギ!?筋トレで低下したコーディネーションの回復方法とは!
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コーディネーションは筋トレをするたびにズレますが、スポーツのパフォーマンスをアップするためにはズレたコーディネーションを整える必要があります。今回はコーディネーションを整える方法と動作の最適化について。

動作の最適化でパフォーマンスアップ!?低下したコーディネーションを回復する!

 一般的な分割法での筋トレでは部位別に筋力が上がるため、筋力バランスが乱れます。
筋力バランスが乱れると力を伝達する意識と感覚が変わるため、運動能力や運動神経と言われるコーディネーション(ここでは4.連結能力)が低下します。
筋トレによりコーディネーションが低下した結果、かつて「スポーツパフォーマンスの向上に筋トレは不要」と言われました。

しかし現代のスポーツ科学ではスポーツのパフォーマンスを向上させるために筋トレによる筋力の向上は必須です。
ここではコーディネーションを低下させないトレーニング方法を考えてみましょう。
【復習】7つに分類された運動能力とは

競技練習で動作を最適化!?コーディネーションの回復方法とは

ビリーの提唱する動作の最適化とは「競技におけるフォームを含め、DVDなどの理想(見本)の動作自分の動作の差を埋める作業」のこと。
見本を見て真似をしているはずができない人は、自分の体の動作を確認しているでしょうか?
まず見るべきは自分の動作であり、自分の動作と見本を見比べて初めて動作の最適化となります。
現在はスマホで気軽に撮影することができるので、自分の動作は動画の撮影が理想的と言えます。

動作の最適化は日常の動作から意識する!?自然体の姿勢が最低条件!

筋トレで乱れた筋力バランスは競技練習を中心に戻すことが前提ですが、動作の最適化は普段の姿勢や歩く、走ると言った日常の動作から始めると効果的だと考えられます。
ここで「普段の姿勢も?」と驚く方もいたかと思いますが、体の動作を意識するには動いていない状態も意識できることが最低条件だと考えられます。
次に多くの動作に共通する、歩き方、走り方と言った最も単純な姿勢を見直すと、コーディネーションだけではなくスポーツのパフォーマンスアップにもつながると考えられます。
【参考】自然体の姿勢を整える

次に自分の体の動作だけを意識する!

次回は野球など道具を使うコーディネーションの話をしますが、まずは手に持つ道具を使わないコーディネーションのお話。
ボールを投げたりバットを振ることを考えれば分かる通り、道具を使った動作はより複雑になるため体の動きは確認し辛くなります。
そのため、筋トレ後も前回までにも話したラジオ体操やダンスなどのエクササイズで自分の体の動作を意識し、コーディネーションの回復がスポーツのパフォーマンス向上につながります。
ラダーやハードルなど体を動かすフィジカルトレーニングも大変有効です。

筋トレメニューを再確認!多関節種目でコーディネーションの回復

筋トレでは主に多関節種目と単関節種目があります。
多関節種目とは二つ以上の関節を動かす全身種目のことで、ベンチプレスやスクワット、デッドリフトなどが有名。
単関節種目とは一つの関節のみを動かす種目のことで、アームカールやレッグカールなどが有名。
左写真はカームカールの単関節種目。

コーディネーションを高めるには偏り過ぎずに多種目を!

筋トレとして大変重要な単関節種目ですが種目が偏ると筋力バランスが乱れやすくなるため、多関節種目と競技練習との兼ね合いが重要となります。
ただ多関節種目を続けても競技とのコーディネーションは低下しますので、筋トレはフィジカルトレーニングの一つの補強トレーニングとして追加しましょう。
また上記画像にあるような縄でのトレーニングなども有効です。
多種類のフィジカルトレーニングを行うことで効果的な刺激を与えつつ、コーディネーションを高めましょう。
【参考】補強トレーニングとは

ダンスやリズム体操でコーディネーションの回復

コーディネーションの回復は前回までに紹介したラジオ体操、リズム体操、ダンスも有効であるため、ウォームアップで本格的に取り入れると良いでしょう。
自重でのエクササイズは、我々が思う以上にコーディネーションの回復に有効だと分かるかもしれません。
【参考】トレーニングメニューの作成方法