これまで男性不妊の原因は、ライフスタイルの変化、ストレス、肥満などと考えられたため、多くの医師は精子の質を高めることに重点を置き、不妊で悩むカップルに対してライフスタイルの改善や薬物療法を推奨されていましたが…

男性不妊の40%は肥満が原因

 最新の事例によると、「肥満は女性不妊の主な要因だけでなく、男性不妊にも大いに影響する」と判明しました。

ケダール・ガンラ医師(Kedar Ganla)は、不妊で悩むカップルのうち、約40%が肥満による男性不妊であると指摘しています。

肥満は男性ホルモン(テストステロン)量を減少させ、女性ホルモン(エストロゲン)量を増加させるため、精子生産量が減り、不妊を引き起こすのです。

肥満とストレスの関係

 ガンラ医師は、肥満とストレスは比例関係にあると論証する。

偏った食生活、運動不足、不規則な仕事などがストレスの原因となり、ストレスによる過食や偏食により肥満を招く。

肥満は高血圧・糖尿病などのリスクを高めるが、特に、糖尿病は異常精子の増加、精子生産量の減少を引き起こし、精液の質を下げるというのです。

また、肥満外科のマニッシュ・モトワニ医師(Manish Motwani)は、肥満により男性ホルモン量が減ることで精子数は減少し、性的衝動や性的機能が減退すると述べている。

BMI(Body Math Index)

 肥満は、身長と体重の平均値比より算出されるBMI(ボディマス指数)にて判定される。

モトワニ医師は、BMI数値が高く、標準体重より超過している場合は潜在的な不妊のリスクを抱え、体外受精における失敗率も高いと指摘する。

肥満外科・減量外科医らにより、BMI32.5以上の男性は不妊をはじめ、高血圧・肥満・睡眠障害など合併症の症状が出やすいと証明された。