苦手な人との会話。やたらと沈黙が気になってしまったり、じんわりやな汗をかいたりと、なぜかとても疲れてしまいますよね。苦手な人と、うっかり2人っきりになってしまったときはどうやって乗り切ればいいのでしょうか?

気を遣わせない

今回のちょいたつ(ちょい達人の略)は、「手を骨折したときでも、ロンドンで仕事をこなし、終始笑顔で接客をしました」とプロ根性を見せる、美容師歴11年、美容室ZACCの大森さん。日々、長時間の接客こなす美容師さんに、苦手な人と上手に会話する方法を聞いてみます!

苦手なお客さんとも会話しなければならないときってどうしていますか?
「僕はあえて、お客さんに気を使いすぎないようにしています。こちらが気を使うと相手も気を使い、お互いに気が休まらなくなってしまうから。

そもそもあまり深く考えない性格なので、苦手と感じることがないですね。

おもてなしをきちんとすることでメリハリをつけて、安らげる空間を作るよう心がけています」

では、どんなお客さんともスムーズに会話する方法などあれば教えてください。 

「美容師の会話は、基本的に話題を『振って』、『要望を引き出して』、『ひたすら聞く』の流れで展開するんですよ。最初にスタイルを決定していくとき、お客さんが持っているあいまいなイメージをできるかぎり具体的なものに近づけるため、自然とこの流れで会話することになるんです」

話は具体的にふる

コツは何かありますか?
「話を振るときは、できるだけ具体的に振ることです。美容師の 場合、お客さんにヘアスタイルのイメージを聞くときは、はじめから『どうしたい?』とあいまいに聞かず、『ショートにする?』、『まだ伸ばしたい?』と具 体的に聞いていきます。

具体的な方が、相手の意見や話を引き出しやすいんですね。

この方法なら、会話が切れたところで再度話題を振れば無限に会話が続くの で、苦手な人との会話にはオススメかも」

なるほど。確かに「最近、どう?」と聞かれるより「最近、運動してる?」など、より具体的に聞かれた方が、答えやすい気がします。

ところで、仕事をしていると無理な依頼もあると思います。

お客さんの希望でできないことに関してはどう答えているのですか?

「『髪 のボリュームを考えると、ものすごく膨らむから無理だよ』など、できないことも正直にこちらから提示します。『でもこれくらいの長さならギリギリOK』な ど、さらに提案することも忘れずに。

下手に濁したり無理をするよりも、相手に正直な方が、ゆくゆくお客さんにも信用されると思います」

それはどんな仕事にも言えることですね。ありがとうございました!

■ひとことアドバイス
「話題を振るとき、相手が答えやすいように、『インドアとアウトドアならどっち派ですか?』など答えが2択になるような質問をするとよりスムーズですよ」
相手に気を使うから、余計に疲れて苦手になってしまうのかも。なるべく自然体でいることが苦手意識克服の近道かも。

会話する際に相手が答えやすい話題を振ることも忘れずに!

(栗林弥恵/プレスラボ マイコミフレッシャーズ – 11月01日)