岡田監督は「日本人の考える日本人らしさ」により目指すサッカーは決めたのだが、目指す内にいつの間にか方向性が変わっていたのだった…

ポゼッション・サッカーの評価

バスケットに習ってか、サッカーでもしばしばスタッツ(保持率やパス成功率と言ったものを数字で表示するもの)が表示されるのだが、岡田監督が就任以来、目指す通り、確かにポゼッション(ボール保持率)は上がっていた。
しかし、日本代表サッカーでは思うように結果が出ていなかった。

岡田ジャパンの特徴

ボールの保持率以外でも岡田ジャパンには幾つもの特徴があった。
・ボールを奪取しても速攻が殆ど見られなかった。
・ポストプレイをしても、ボールは攻めるためではなく保持するためだけだった。
・ボールを最後尾で回すが、その時相手は全員が既に下がっていた。
・最前線で、ペナルティエリアにいるFWたちでさえもボールを回していた。
これら特徴から、原因を探してみよう。

足りなかった要素とは

岡田ジャパンがバルセロナのようなサッカーをするには、足りなかった要素が幾つもある。
しかし、ここでは決定的に足りなかった要素だけに焦点を当てることにする。

岡田ジャパンの試合を見る限りボールは確かに保持できていたが、恐ろしいほどに「ボールを保持する高さ」が低かったのだ。(持っている人は録画で確認してみよう。)
この現象は相手が強ければ強いほど顕著に現れ、保持率はボールを最後尾のDF間で回すことで上げられていただけだったのだ。
ボールを保持する意識が高くても、仕掛けるタイミングを合わせてシュートまで攻めきることが必要となる。
それすらできなかったのだ。

岡田ジャパンの共通意識とは…

足りなかったというよりも、バルセロナのポゼッション・サッカー(パスサッカー)を過剰に意識したがために、日本人らしさが途中で欠けてしまったのだ。忘れてしまったのだ。
ここでもう一度、「日本人らしさ」を思い出してみよう。
器用さと俊敏性、そして弱冠優位に立てる持久力、これらに本来重要なサッカーの基本が必要となる。
サッカーの基本とは「タッチ数を減らし、相手が戻る前にシュートまで行くこと」だ。
相手が戻る(ディフェンス布陣を張る)前の攻撃が重要だ。

岡田ジャパンではボールの保持率と器用さを押し出そうとし過ぎたがために、サッカーの基本がなくなっていたのだった。

おまけ;最近「サッカースタッツ」と言う言葉が流行っているので、気が向いた人は調べてみよう!